ソラナックスとポンコツなぼく
1984年に発売されたベンゾジアゼピン系抗不安薬である、ソラナックス。
一般的にこの薬を服用する理由は、発作的な不安が認められる場合、そして身体の緊張がそこまで強くない方、となっています。
私はこの薬を18歳の時から服用を始めて、37歳まで飲み続けていました。
19年間飲み続けていました。
飲み始めた理由は、
①人ごみの中にいるとひどく緊張して辛い。
②大学に通い続ける為に、この緊張してしまう状態を何とかしたい。
以上の2点。
飲んでみると、あら不思議、体の緊張が収まって気分爽快。これはいい薬だ!どうしてもっと早くメンタルクリニックを受診してこの薬を貰わなかったのだろう?これがあれば、私はこの先うまくいくかもしれない!
そんな風に感じていたと記憶しています。
2021年5月25日、私はこの薬を飲むことをやめました。
そして、同年9月21日現在まで服用していません。
やめたのは私の意思です。誰かに勧められたわけではありません、むしろこの19年間で、薬をやめることを私に勧めた人はいませんでした。医師は「この薬はやめやすい薬です、30年間服用している医師もいるくらいで安全な薬です」と話していましたね。
そしてやめてみての感想は、安全な薬だと聞いたけど本当だろうか?です。
薬を絶って、1週間もすると猛烈な不安感や薬を求める気持ちが生じてきました。薬を飲みたい!飲まないと心臓が止まる!!とパニックになり服用したこともあり、やめられない、この薬がないと困ると感じさせられたこともあります。
このような辛い状態を何とか乗り越え、現在は薬を飲みたいとは全く思いません。
薬をやめたことで良かったことが、本当に沢山あります!
例えば、自分本来の感情が戻ってきたこと。ずっと忘れていた過去の記憶が蘇ってきたこと。生きていることが素晴らしいと思えるようになったこと。
沢山ありすぎるけど、どれも本当の私の感情です。そんな自分の本来の感情や感覚を感じられるようになった今の自分が、本当に愛おしい。
だけど、薬をやめることは本当に大変だったから、他の皆様に無理をしてでもやめるべき!とも言えない・・・
ちなみに、他にも私が飲んでいた薬は以下の通りです。
どれも今は全て飲んでいません・・・薬を絶って、現在で5か月目です。
次回は、薬をやめてどうなったか?良かったこと・今も辛いこと、について書きたいと思います。