ポンコツなぼく

37歳。男。妻ひとり娘ひとり。繊細さん。

無職で良かったことがある。

今、無職で良かったことがある。

 

それは、外に出て働かなくてもよいこと。

別に家の外に出ることが恐怖だということではない。

 

私は現在、長年飲んできた向精神薬を断薬している最中である。

19年間飲んできた物をバッサリ辞めて、3カ月が経過した。それによって色々な不調や苦しさを抱えているが、断薬したことは全く後悔していない。

問題は脳とそれに伴う体の不調である。具体的には動悸、体の強張り、手の震えがあり、一時期は「もう頭が変になりそうだ、どうにかなってしまう!」とパニックになることもあった。

 

これでは、外に出て決められた時間働き賃金を得るという働き方は無理だろう。

向精神薬を飲み、体の不調を抑えなければ、満足に働くこともできない。

ちなみに私は向精神薬を服用していた時は、重要な役割の仕事に就いていてそれなりに高い評価も得ていた。

 

しかし、今は向精神薬など飲む必要がないのだ。

無職だからである。

生活はどうするのか?という当然の疑問があるが、答えはシンプルである。

 

今の自分でお金を稼ぐことができる仕事に就けばいいだけのこと。

 

世の中はいまだに、「会社勤めすることこそ一人前の社会人だ」とか

「苦労して、辛いことがあっても我慢して働くことが当たり前」とかいう論法が常識だと思われている節がある。

しかし、人間みな同じではないのだから、働き方もその人にあった働き方をすることに異論はないはずだ。

 

向精神薬に頼らない生活は、ありのままの自分で生きていける生活でもある。

薬に依存しなくても、人は生きていけるのだということを証明している最中である。